自律神経を乱してしまう要因

【健康な状態とは?】

健康とは、身体中に綺麗な血管が張り巡らさ
れており、ひとつひとつの細胞に質の良い
酸素が十分に届けることの出来ている状態の
こと

「血液の流れが重要」「血流をよくしましょう」
と言われていますが、健康かどうかは「血液」
で決まります。

「血液」を整えるに重要なのは「自律神経」です
自律神経を整えるのに重要な要素であり、
私たちが簡単に行えることは、
「呼吸」と「食事」になります。
すなわち「健康」の要素として
「呼吸」と「食事」が大きく関わってきます。

【自律神経の基本的な知識】

「自律神経=自分の意志とは関係なく働く神経」
脳の「視床下部」という所につながっており、
「私たちの自覚を伴わない形で働いている」

自分が「どうしたい」という「意思」とは関係なく
「心臓」や「腸」は動き、
「血液」は自動的に流れます。

「血圧」「体温」「呼吸」の調整も自動的に
行われます。
自律神経=臓器を24時間コントロールしています

 自律神経には「交感神経」と「副交感神経」
の2つの神経があります
 ・交感神経=身体のアクセル系の働きを司ります
  生体反応:心拍数をあげる、瞳孔を拡大、唾液を抑える、発汗を促す
  精神反応:興奮する、緊張する

 ・副交感神経=身体のブレーキ液の働きを司ります
  生体反応:心拍数を抑える、瞳孔を縮小、唾液を促す、発汗を抑える
  精神反応:落ち着く

 交感神経と副交感神経は反対の働きを行います
つまり、どちらかが活発な時は、どちらかが抑えられます
それを交互に繰り返しています

大まかな働きとしては、
交感神経は「日中に優位」であり
副交感神経は「夜に優位」になります

また食事中は「交感神経」
食後は「副交感神経」といったように
日中でも小刻みに入れ替わります。
この二つの神経の交代のタイミングが
適切に切り替わっている状態が
「自律神経のバランスが良い状態」と言えます。

【交感神経と副交感神経が健康にかかわる要因】

自律神経の状態と健康の状態として
交感神経と副交感神経のバランスが重要!

 交感神経と副交感神経が両方のバランスの良い状態:体調良好
 交感神経が優位、副交感神経が機能していない状態:焦り、動悸、不眠
 副交感神経が優位、交感神経が機能していない状態:眠気、気力なし
 交感神経も副交感神経も機能していない状態:疲労感

特に副交感神経の機能には注意が必要で
副交感神経は「加齢によって弱まる」傾向があります

自律神経失調症の代名詞は交感神経優位
副交感神経が機能していない状態を指すことが多いです
それは副交感神経が弱まりやすいのが理由に挙げられます

【自律神経が乱れてしまう要因】

自律神経が乱れてしまう大きな要因は
「過剰なストレス」となります

現代はストレス社会ですから
交感神経が乱れがちになります

本来は交感神経と副交感神経の
働きのバランスは1:1が理想的ですが
なかなかそうはいきません

ストレスを感じると
交感神経が高い状態が漫然と続きます
脳がストレスを感じると
腎臓の上についている「副腎」に刺激が行き
「ストレスホルモン」が分泌されます

すると、交感神経が反応して
「血糖値」や「心拍数」を上げたり
「発汗」をして「ストレスの軽減」を図ろうとします

それで取り除ければ問題は解決しますが
なおもストレスが取り除けない場合
本来であれば
副交感神経が優位になる夜間になっても
眠れずに睡眠不足になり
ストレスの慢性化が起こります

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする