こんにちは
理学療法士・メンタルトレーナーの中野洋平です。
今回は「メンタルブロックをコントロールし目標達成を行う方法」です。
メンタルブロックは目標達成の妨げになります。
メンタルブロックとは?
「何かをしようとする際に、自分できないと感じてしまう意識・思考」のことです。人間が何か行動等を起こす場合に、出来ない、ダメだ、無理だと否定的に考えてしまう思い込みによる意識の壁、あるいは抑止・制止する思考のこと。あなたの心の中にあるブロック(マイナスの思い込み、心のブレーキ)を「メンタルブロック」といいます。
目標達成を妨げる考え方のクセやパターンです。ほとんどの場合が無自覚であり、無意識のうちに繰り返し行います。無意識であっても、繰り返すほどに刷り込まれ「いつも同じ流れで上手くいかない」という結果になってしまいます。
目標設定の時に注意するメンタルブロック
・目標達成に向けて、起きるリスクとその対策を考えておく
目標達成をしていく過程には、「何かを得るためには、何かを失ったり、捨てたり、選択したりします」。
失敗したくない、恥をかきたくないなど自分の「プライド」が出てくる場合もありますし、無意識に行動しない選択や、逃げ道を作り自分を守ろうとしてしまうことがあります。
目標に向かって進んでいく中で、時間の経過とともに、メンタルブロックが働き、自分に「自信が持てず」に「自分にはできない」と行動しなくなる。また、「自分の思い込み」で、決めつけ、ネガティブなルール、パターン、ジンクスなどを自分で決めてしまい、やはり「自分には出来ない」というふうに、マイナスの設定やマイナスのパターンを決めてしまい、やはり行動できなくなる。
また、人間の脳の成長は3歳~4歳までに95%、10歳までにはほぼ大人と同じ脳の状態に成長します。脳の成長には、自分の行動・考え方、食事や睡眠などの生活習慣などの「内的な要因」と五感を通して刺激である「外的な要因」に影響されます。内的・外的な要因にしても、3歳~4歳というと、多くの場合は「両親・家族」と共に過ごす時間が長いのではないでしょうか?言い換えると、自分の脳の形成は「親(家族)の影響」が大きいということが言えます。親のマイナスな価値観や、親から言われたネガティブな言葉や、親からのレッテルでマイナスな人格形成がされたり、成長や行動を止めてしまいます。
そういった色々な「リスク」が生じます。目標達成に向けて、自分が生じてきそうなリスクを考えておくことで、もしそれが起きても、落ち着いて行動や判断が出来るようにしておくことが重要になります。
・目標達成で起こる「変化」を事前に考えておく
人間には「恒常性の維持(ホメオスタシス)」という機能が備わっています。どういった機能かというと「環境が変化しても体の状態を一定に保とうとする生体的働き」です。人間(脳)にとって「変化」とは「恐怖」であり、「危険な状況に陥るかもしれない」=「今まで経験したことがないので、命の危険があるかもしれない」ということを無意識に感じます。
いくら自分が望む「目標」であっても、「目標達成」が見えてきたときに、同時に「目標達成後の自分の変化」に対して不安や、恐怖を感じます。「人間とはそういった生き物」だと知った上で「現状を維持しようとする機能が働く」ことが当たり前に起きるとふまえた上で、対策を立てておく。そして、その先の「自分の求める未来」を手に入れていく必要があります。
自分のメンタルをコントロールし、メンタルブロックを外し、目標達成に向けて自分の行動を止めたいように、そして成長していけるようにしていきましょう!
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