理学療法士・メンタルトレーナーの中野洋平です。「疲れにくい日々を送るためのメンタル」の話です。
皆さんは毎日、積極的に行動し、生き生きと生活できているでしょうか!?
それとも、日々疲れを感じ毎日が過ぎていっているでしょうか!?仕事や家庭の事に追われ「疲れ切った」状態で日々を送っていないでしょうか!?
もし、後者でる人は「メンタルトレーニング」を行う事で「疲れにくい身体にする」ことも手に入れ、毎日が自分らしく活力に満ち溢れた生活を送れるようになります。
自分が「疲れにくい状態」を手に入れるために、先ず「体」を鍛えないといけないと思ってはいないでしょうか?
もちろん体を鍛えることも「疲れにくさ」には大切な一つの要素となります。しかし、体を鍛えていく上でも、モチベーションがなかったり、習慣化できなければ続きません。運動やトレーニングで体を鍛える前に「メンタル」を鍛えることで、パフォーマンスは向上します。
アメリカ・テキサスA&M大学の研究では、メンタルを鍛え「セルフコントロール能力」を身につけることが「疲れにくい身体」になるという研究結果もあります。
現代人の疲れは「脳」からきているものが多いと言われています。セルフコントロール能力が高い人は、脳の「前頭葉」という場所でコントロールされます。
そもそも「疲れ」とは!?
アスリートを対象とした研究で、一定の運動を行ってもらい、自覚的に「疲れた・限界!」という選手と、「疲れていない」といった選手とを比較し「肉体的な疲れの状態に差はない」という結果もあります。
それはそうですよね…「肉体的限界」は「死」に近い状態ですよね。私もランニングや山を走るトレイルランニング、トライアスロンなどを行っていますが、レースなどでアドレナリンが出て「練習では出ない自分の力」が出ることを感じます。そういった中で、レース中は良い結果を出すために「自分の限界」まで力を出し切ります。そうして、ゴール後、倒れ込んだとしても、その後は家まで変えることが出来ています。体の「限界」をレース中に出し切った場合、ゴール後は動けなくなるはずですよね。
つまり「体の限界」を迎える前に、脳が体を制御しているのです。言い換えると「脳が疲労感を感じて行動を止める」ということになります。セルフコントロール能力が高い人はこの「脳のブレーキをコントロールする能力が高い人」とも言い換えられます。
疲労感を感じにくい人のメンタルの特徴
セルフコントロール能力が高い人は「自分の身体に良い行動を自然と選択している」ということも言われており、やるべきことをきちんとやったり、嫌なことはスルーしたり、衝動を我慢できたり、食事や運動、睡眠の質なども良い傾向にあります。そういった意味では、生活習慣の質が良くなれば、肉体の回復も早くなります。
セルフコントロール能力の高い人ほど、自分の生活に一定のリズムを作り、自分の人生にとってマイナスとなるような行動や行為を避けているということになります。その結果、安定した生活を送り、肉体的にも精神的にも不安定になりにくい状態となります。
今回は「疲れにくい日々を送るためのメンタル」について話をしてきました。疲れを感じにくくするには「セルフコントロール」を高めることが必要です。セルフコントロールはメンタルトレーニングを行うことで高める事ができます。セルフコントロール力を高める方法は、また別の機会にお話をしていきたいと思います。
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