こんにちは
理学療法士・メンタルトレーナーの
中野洋平です
今回は「心と体の関係」についてです
よく「心と体は表裏一体」と言われます
試合中における心理的対応としては
一般的に「プラス思考」「成功のイメージ」
などがあります
心と体は切り離すことが出来ません
心の乱れは身体の乱れになり
体の乱れは心の乱れになります
緊張すると
体が硬くなる感じがあり
思うように動かせなかったり
声も震えたりすることもあるでしょう
心のマイナス感情は「脳」で生み出される
感情はどこから湧いてくるか?
感情は脳の「偏桃体」と呼ばれる部分で
生まれます
偏桃体は「快・不快」を判断し
感情として表出します
大きなストレスにさらされると
個の偏桃体が過活動になり
「不安」や「恐怖」「緊張」など
マイナスの感情を感じるようにします
「快」の感情は良いとしても
「不快・マイナス感情」はコントロールが
出来ないとパフォーマンスにも大きく影響
します
マイナスな感情は抑え込むのではなく
向き合いながら上手にコントロール
していきましょう
心が身体を支配し、身体が心を支配する
体をいつも鍛えているスポーツ選手で
あっても感情のコントロールが出来ないと
プレーが出来なくなっり
健康を害してしまう恐れがあります
最近の話題で言えば
アメリカの女子体操シーモン・バイルス選手
バイルス選手は2016年リオ五輪で
女子の団体総合、個人総合、跳馬、床運動の
4冠を達成したアメリカのエース的存在であり
東京オリンピックでも活躍が期待されていた
その彼女が女子総合決勝を「心の健康」を
理由に決勝戦を辞退しました
詳しいことはわかりませんが
「心」というキーワードが出てきている
ことから何らかのメンタル的な問題が
生じたことは間違いないでしょう
アメリカ女子の体操代表であり
これまでも試練を乗り越えて
ここに立っていたと思います
しかし
そんな彼女でも「心」の問題でプレーが
出来なくなってしまうという事態が
起こったのです
最初に大切になることは
マイナスの感情は「悪ではない」
ということです
必要だから人間に備わっている
機能なのです
マイナス感情をコントロールする第1歩は
「その感情が湧いたことを否定しない事」
そしてただ率直に
「自分はこう感じているんだな」と
捉えることが大切です
そこに「良し悪し」の判断をしないことです
それを踏まえた上で
身体と心の関係を見た中で出来る事は
「姿勢」を整えることです
大抵落ち込んでいる時や
マイナスの感情がある時は
「うつむく」ような姿勢を取っています
マイナスの感情が湧いて出てきたときは
それを否定せずに「出てきたな」と感じ
感じたら「背伸び」をしましょう
そうすることで「姿勢」が正され
気分も前向きになるきっかけになります
どの競技にも「姿勢」というものは
関係してくると思います
練習で繰り返し行っている動作
それも自分の身体の軸となる
姿勢が整っているから
出来るプレーが多いと思います
練習では
慣れ親しんだ環境
慣れ親しんだ仲間
自分のタイミング
などで行えます
しかし
試合となればそうはいきません
環境が変わっても
舞台が変わっても
自分のパフォーマンスを発揮する
ためにも「マイナスの感情」を
コントロールできるようにしましょう!
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