こんにちは
理学療法士・メンタルトレーナーの
中野洋平です
今回は優秀な選手ほど「忘れる能力」が高い!
という話をしていきます
アスリートにとって「忘れる」ことは
メンタル的には重要な能力になります
忘れることの重要性
最も分かり易い例えが
試合の中で
「それまで上手くいっていたのに
1つのミスで崩れてしまう選手」
このような場合
「失敗した事・嫌な事」は
早く忘れる必要があります
付け加えるのであれば
忘れることで気持ちのスペースを生み
今何ができるかを見つけられる
事が出来る選手が結果を残せる選手です
一流の選手でも
ミスや失敗をしない選手はいません
イチロー選手でも
「打率10割」なわけではないんです
約7割は失敗しているのです
日米通算4000安打を記録したときも
こんな言葉を残しています
「誇れることがあるとすると
4000のヒットを打つには
8000回以上は悔しい思いをしてきている
常に自分なりに向き合ってきたことの
事実はある」
失敗と「向き合うこと」はするが
それを引きずらないことが大切になります
特に失敗の後は「ダメだ~」
など自分に「否定的な言葉」を
かけやすくなります
そういった感情こそ
早く切り替える必要があります
否定的になりかけた脳を切り替えて
前向きに肯定的な脳にしていく
それが優秀な選手には必要な能力
となります
その技術を学び
身につけるのもメンタルトレーニングの
目的の一つです
成功も忘れた方が良い
忘れることは「失敗」ばかりでは
ありません
「成功」も忘れた方がいいのです
なぜかというと
「成功の喜びも下手に引きづると
慢心を生み次のプレーに悪影響を及ぼす」
可能性があるからです
気が緩んで集中力が下がり
・大量リードしている試合での大逆転
・強豪校が初戦で負ける
などは時々目にしますよね
チームスポーツであれば
チーム全体が「慢心」空気になれば
それが試合に反映されます
油断大敵
優越感や自信過剰は過去の結果であり
「今」と切り離して考えないと
未来に対する集中力や闘争心を鈍らせます
「無心になる」・「気持ちを切り替える」
など言われますが
監督やコーチも言葉だけで
どうするか分かっていない場合が
多いのです
失敗しても、成功しても
常に大切なことは
「今に集中し全力を出し切る」
ということです
しかし人間はなかなか
忘れることが出来ません
そうした能力も「トレーニング」が
必要になります
日々のトレーニングで「忘れる」ことも鍛える
失敗した事、成功した事を
すぐに忘れて
今に集中しましょう
と言ってもすぐに出来るもの
ではありません
先ずは日々の生活や練習でトレーニング
しましょう
特に練習で失敗したときや
叱られた時は「チャンス」です!
絶好のトレーニング機会になります
練習中に失敗した・叱られたとき
日常生活でストレスを感じたとき
落ち込んだとき
そんな時の「感情」を「紙」に
書き出してみましょう!
「忘れる」ためには一度
「意識をする」「意識できる」
状態をつくり出す過程が必要です
紙に書き出すことで
「自分の感情を客観視でき」
その自分を俯瞰して見ることが
出来るようになります
それを繰り返し行うことで
試合中にも「今」に集中することが
出来るようになり
どんな状況でも自分の持っている
能力を遺憾なく発揮することができ
るようになります!
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