こんにちは
理学療法士・メンタルトレーナーの
中野洋平です
同じ身体能力でも
活躍できる選手や、成長する・伸びる選手と
そうでない選手とは何が違うのでしょうか!?
「伸びる」という点からすると、特に学生
などは身体的に恵まれていても
活躍できなかったり、伸び悩んだり
している選手は多くみられます
プロのアスリートでも
学生時代には”そこそこ”の選手だったのが
プロに入り急激に成長する選手もいます
トップアスリート・一流選手というのは
どんな時もベストパフォーマンスを発揮でき
調子の好不調の波もすくないように
自分のフィジカル面とメンタル面を
コントロールしています
特にフィジカル面に関しては
試合やプレーの合間
瞬間瞬間でコントロールする必要があり
自分自身のコントロール能力が必要となります
例えばピンチに立たされても
「もうダメだ」「ここで終わりだ」
と思いそのままプレーしてしまう選手が
いる一方
トップアスリートは
そう思ったとしてもすぐに切り替えられる
選手や、逆に「ピンチを楽しめる」選手
「このピンチを脱したらカッコよくない!?」
など思える選手がいます
そしてピンチに強い選手
自分のメンタルをコントロール出来る選手は
「そう思ったら本当にその気になってしまう」
のです
そういった選手が「活躍できる選手」に
なります
簡単そうに見えますが
「その気になる」というのは
大事な事であり、かつ難しい事です
トップアスリートも最初からそんなことが
出来ていたわけではないと思います
多くの経験から
自分の「メンタルの状態が体の動き」にも
影響し、そしてパフォーマンスに影響する
と気づき、結果を残していく中で
少しずつ自分をメンタルをコントロールする
術を身につけていったのだと考えられます
活躍できる選手・伸びる選手というのは
自分の持てる能力をその都度
100%使い切ることが出来る選手という
ことになります
100%使い切ることで活躍もでき
自分の限界を常に超えていくので
成長もできるということになります
自分の能力を100%その都度出し切るには
車で例えるなら
整備された車体=フィジカル
整備されたエンジン=メンタル
その両方が揃って能力が発揮されます
そしてメンタルに関しては
コントロールする「技術」が必要となります
プレーの「技術」はそのまた更に上の段階に
なるのでフィジカルとメンタルはその土台に
なっていきます
「伸びる選手」の視点だけで見ると
能力を「100%出し切る」ことも重要ですが
=発揮する能力
元々の自分の能力を大きくすることも重要に
なります=自分の持っている能力
この自分の「持っている能力」を大きく
するには日々の練習で蓄えていく必要が
あります
いくら「ピンチに強い」など発揮できる
能力があっても
元々の能力が低ければレベルが高くなる
につれ結果は出ません
メンタルコントロール・トレーニングは
練習中から関係してきます
一流の選手と同じ練習メニュー
同じ練習量を行ったとしても
同じ練習を出来るのであれば
フィジカル的には同等のものを持っている
と思います
しかしもしその選手が「結果」に
つながらないのであれば
こんな想いで練習を行っていない
でしょうか!?
「あの選手のようになりたいけど俺には無理」
「高い目標は達成できない」
「この環境じゃあ伸びきれない」
「世界一・日本一なんてなれない」
「早く練習終わらないかな」
「この練習に意味あるのかな!?」
伸びる選手を抑えてしまっているのは
日々の練習の中でこういった想いが
すこしでもあれば「伸び悩む」という
事につながります
なぜなら「脳」は否定的な思いがあると
働きが落ちるのです
練習に集中できていない時も
きっとそんな「想い」で練習に
取り組んでいる時ではないでしょうか?
練習メニューは監督やコーチ
もしくは今であれば情報はいつでも
入手できる時代となり
「あの1流選手はこんな練習をしている」
など「外から取り入れる」ことは出来ます
しかし「想い」の部分は
指導されても本人が「その気」にならなければ
元々の能力は伸びません
そして本人も「想い」はあっても
スイッチの「入れ方」が分からない選手も
います
スイッチの入れ方が分からないうちに
結果が出ずに、諦めてしまう選手も
多いと思います
そんな自分のメンタルコントロールの方法を
本人の状態に合わせた形で行っていくのが
メンタルトレーニングになります
つまり
フィジカルトレーニングももちろん
重要ですが
試合でも練習でもメンタルの違いが
選手の「差」を作ってしまいます
まとめると
活躍できる選手・伸びる選手
・本番で発揮できる
・試合に向けたフィジカル・メンタル
トレーニングがしっかりと行える選手
=活躍できる選手
伸びる選手
・個人のベースの能力を練習で培っていく
・日々の練習でフィジカル・メンタルを
鍛えていける選手
=伸びる選手
ということになります
1流選手は練習の段階で「想い」がちがい
その思いが結果につながってきます
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